最近CDショップを覗いていなかったんで知らなかったんだけど、2~3日前に行くとRichard Marxの新譜『My Own Best Enemy』が出てたので、即お買い上げ。前の『Days in Avalon』も好きだったけど、今回の奴はもっといいな。解説を読む限りではManhattan Recordsから満を持してのリリースらしいけど、それに見合うだけのすばらしいアルバムだと思う。1曲目の"Nothing Left to Say"から最後の"Falling"まで(ボーナストラックもいいけど)一気に聴ける。声質も年相応に枯れてきた感じでたまらない。
「Richard Marxはバラード!」っていうイメージを持っている人も多いだろうし、実際感動的なバラードも多いけど、自分が最初に好きになったのは"Don't Mean Nothing"だったな。当時は地上波で『ベストヒットUSA』が放送されていて、そこで観たビデオが最初だったかな。当時は「二重否定」ってことなんか知らなくて、歌詞カードを辞書を引きながら意味を考えて、対訳と比べても合致しなくて悩んでた覚えがあるなぁ。"Should've Known Better"も大好き。
最近 Fee Waybillって人のアルバム『Read My Lips』を入手して、結構聴いてたんだけど、Richard Marxの最新アルバムでも "Suspicion"って曲を共作してるし、チェックするとデビューアルバムでも共作していてすこしびっくり。すごい偶然。Fee WaybillのこのアルバムってTotoのメンバーが参加してるってことで聴いていたから。聞くところによるとAerosmithのトリビュート盤にも参加してるらしいけど...?
《Today's Music》
Richard Marx / Richard Marx ('87)
Richard Marx / My Own Best Enemy ('04)
自分がアメリカにいるときには民主党政権で、文句なくすばらしい政権だったとは思わないけど、Bushが当選したときにはびっくりというか落胆したことを覚えてる。世界的に保守的な流れがあるとはいえ、あのアメリカでもこんな人間を大統領に選ぶのかと思った。ジョークかと思ったよ。『日本人の英語』の著者マーク・ピーターセンも言っている様に、「テキサスのゴルフクラブのオーナー」程度の人間が一国の大統領になるんだから。映画で描かれているようなアラブ・石油との深いつながりまでは知らなかったけど、彼の保守的過ぎる考えには最初からついていけなかったし、自分の言っていることが分かってないんじゃないということが多々あったからね。(英語に抵抗のない人はこの "The Complete Bushism"もチェックしてみて、面白いよ)。まぁ、このサイトもそうだと思うけど、映画は特に作り手の主観の入った編集だろうから、そこを頭に置きながら少し距離を置いてみるといいかも。
今日は朝からBrett Walkerを聴いてる。以前取り上げたStan Bushのようなアメリカの香りのするロック。実際、2人で書いた曲がお互いのアルバムに入ってたりするし。手元にはソロ名義が2枚とBrett Walker and the Railbirds名義の計3枚あるけど、もっと出てるのかな。1stが一番好き。
お酒は割と好き。ビール、ワイン、日本酒、ウィスキー(バーボン)などなど。それぞれに好きな銘柄はあるけど、今日はMaker's Markを飲んでた。初めて飲んだのはアメリカにいる時。95年頃かな?すっきりした飲み口に惚れました。それ以来、愛飲している。ロックで飲むのが一番おいしいんじゃないかな。値段も手頃だし、"My Kind of Burbon"って感じ。
《Today's Music》 Crossfade / White on Blue ('04)
今日は暑かったんで、部屋でクーラーを効かせて、このアルバムを聞いてた。Göran Edman の声はもともと好きだし、最近こういう感じのいい意味で「軽い」曲を歌っていて、「やっぱいいよな~」と思ってたときに出たのがこのアルバム。雑誌のレビューなんかでもいい評価だったみたいだし、日本では売れたのかな?「産業ロック」って言葉に抵抗がなければ聴いた方がいいと思うよ。
《Today's Music》 Paul Rodgers / Now ('97)
いわずと知れた元Free、Bad Comapnyのヴォーカリスト。ロックミュージックのシーンでもトップクラスだよね。すごい高音が出たりとかそういうことではないけど、この人の歌い方、息継ぎの仕方とかすごいと思うよ。「ソウルフル」って言葉はこの人のためにあるんじゃないって思う。この『Now』が出たときの日本ツアーを見たけど、感動したね。残念ながらお客さんは多くはなかったけど、逆に世界のトップクラスのヴォーカルをホントに近いところで堪能できたもん。このアルバムでは特に"Saving Grace"、"Nights Like These"とか"Holding Back the Storm"とか◎。
今日はRob Lamotheを2~3枚聴いた。Riverdogsのヴォーカルとして知ってる人もいるかもしれないけど、いや~この人、ホントうまいよ。ハスキーな声で、感情たっぷり。ハードロック的な曲からアコースティカルな曲まで、おすすめが多い。メロディーもいいし、大好き。Rivedogsもいいし、ソロもいいけど今日はこれ。"Strongest Man in the World"とか聴いてほしいな。
《Today's Book》 Dan Brown / The Da Vinci Code すごい話題になっている(いた)本なので読んだ人も多いだろうけど『The Da Vinci Code』は面白かったな。最近、出張で出かけたときに紀伊國屋書店でペーパーバックをみつけて購入。本はベッドで横になって読むことが多いんで、ハードカバーはきついんだよね。仕事がなければ1日で読み終えたかもしれない。語源的な部分も英文学を勉強していた関係もあって面白かった。キリスト教についても文学とは欠かせない部分で自分でも研究もしたことあるから、一気に読んじゃった。ストーリーについてもいろいろとあるけど、まさかこんなところでばらすわけにもいかないので、読んでみてほしいな。映画化の予定もあるようだし。