昨日、仕事帰りにぱっと購入。
《Today's Music》
Westlife / The Love Album ('06)
Westlifeの新譜ということで結構期待していたアルバム。どんな内容なのかは事前には知らなかったのですが、今回はオリジナルのニューアルバムではなく過去のポップスのカヴァーアルバムでした。
彼らのカヴァーアルバムといえば、『. . . Allow us to be Frank』がありましたが、そのアルバムは彼らに私が期待する爽快さやハーモニーの素晴らしさがあまり見られないものでがっかりしたというのを
以前書いたことがあります。
で、今回のカヴァーアルバムですが、『. . . Allow us〜』に比べれば、彼らの魅力は出ていると思いますが、前作の『Face to Face』が素晴らしい作品であったために、期待が大きかった分、マイナスのイメージがあります。理由はやっぱり「爽快さ」とか「ハーモニー」が満足いくものじゃないということですかね。全曲バラード〜ミドルテンポの曲というのもねぇ。
解説の中にアルバムを作ろうとしたんだけど良い曲が必要な分集まらなかったんで、今回はカヴァーアルバムをやることにした、ということが書かれていましたが、もっと時間をかけてクォリティの高い曲が集まるまで待てば良いのに...たぶん、クリスマスシーズンに向けてアルバムを出しておきたいというマーケティングもあったのかもしれません。『. . . Allow us〜』もたしかクリスマスシーズン前に発売になってましたからね。
女性ヴォーカルをフィーチャーしたAir Supplyの"All out of Love"は、オリジナルが大好きな曲ですが、彼らのヴァージョンもなかな気持ちいいです。渋い声で始まる"You've Lost that Loving Feeling"もいいなぁと思いますし、ボーナスの"Nothing's Going to Change My Love for You"はコーラスのハーモニーもあってグッド。オリジナルも名曲ですからね。でも、やっぱアルバム全体としてはイマイチということになっちゃいます。
ハーモニーが少ない分、このアルバムでは4人の声の違いをじっくりと聴けるということはありますが、それでも次作は爽快なポップスを期待します。