Bon Joviのライブから帰って、Richie Samboraみたいにギターを右肩にかけてギターを弾いた人?
いますよね〜、絶対。自分くらいの下手っぴレベルで、家で落ち着いて弾く分にはそんなに大変なことではないですが、これで1ステージずっとやるってやっぱ大変でしょうね。エレキは問題ないのですが、ボディが軽いアコースティックは非常に弾きづらいです。Richieもしょっちゅうストラップをさわって、直してましたが、大変そうでしたね。さすがプロです。動きは制限されていたみたいですけど、プレイ自体は問題なかったと思います。その分、普段からハイパーなJon Bon Joviは120%の力でプレイしている感じがして、そこがよけいに感激でした。
やっぱ、スターは違います。素直に「かっこいい〜」と思わせる表情、動きをさらっとやってのけます。本人は自然体というかもしれませんし、そうなのかもしれませんが、自分の魅力、見せ方をすごく知ってますよね。そりゃ、こっちとしても盛り上がりますよ、はい。
ということで、初日公演、行ってきました。チケットは完売ということで、人だらけ。始まる前のグッズ販売は長蛇の列だし、会場でもスタンドの上まで満席。さすがです。海外アーティストでこれだけのことができるバンドはなかなかないですよね。
今回はアリーナの中程の席。前回のQueen + Paul Rodgersの時もそうでしたが、今度もAC/DCががんがんかかってました。やっぱ、ライブ前に聴くと、興奮度も増しますね。
定刻を20分ほど過ぎて、会場が暗くなり、ライブスタート。アリーナの後半のあたりの小さなステージにJonが、ステージには残りのバンドそろって"Last Man Standing"で始まりました。『Have a Nice Day』の中でも特に好きな曲なんで、大興奮です。
後は、もう彼らに引っ張られる形で、何も考えず楽しんじゃいました。"Last Man Standing"のエンディングを引っ張って、そのまま"You Give Love a Bad Name"。まぁ、お決まりに近い展開でしたが、この名曲を前にしたら、もうただ一緒に歌うだけです。
数多く名曲を作り出してきた彼らですから、「これもやって欲しいなぁ」というのはあっても、「これはやらなくてもいいのに」というような曲もなく(しいていえば、カヴァーはなくてもいいんじゃないという位)2時間30分のライブ、エンジョイしました。
曲順までは覚えてませんが、どの曲を演奏したかということを忘れないうちに覚え書き。
- 『Bon Jovi』
"Runaway" - 『Slippery When Wet』
"You Give Love a Bad Name"、"Livin' on a Prayer"、"Wanted Dead or Alive"、"Raise Your Hands"、"Wild in the Streets" - 『New Jersey』
"Bad Medicine"、"Born to be My Baby"、"I'll be There for You" - 『Keep the Faith』
"I'll Sleep when I'm Dead"、"In These Arms" - 『Cross Road』
"Someday I'll be Saturday Night" - 『Crush』
"It's My Life"、"Just Older" - 『Bounce』
"Bounce" - 『100,000,000 Bon Jovi Fans can't be Wrong. . .』
"The Raido Saved My Life Tonight" - 『Have a Nice Day』
"Have a Nice Day"、"I Wanna be Loved"、"Welcome to Wherever You are"、"Who Says You can't Go Home"、"Last Man Standing"、"Complicated"、"Story of my Life" - 『Blaze of Glory』
"Blaze of Glory" - あとカヴァー2曲。
『Have a Nice Day』からはやってもらいたかった曲はすべて聴けたんで、大満足。欲を言えば『These Days』からもやって欲しかったです。このアルバムも好きなんですよね。
今回のライブも期待を裏切ることなく、楽しませてくれた彼らに感謝です。次回の来日にも是非足を運びたいなと思わせれてくれるライブでした。
《Today's Music》
Bon Jovi / These Days ('95)
後のインタビューでは「ダークなアルバム」と言っていて、本人はあまり好きじゃないのかなぁという印象を受けますが、僕はこのアルバム大好きです。メロディは充実しているし、大人な感じがして、じっくりと聴くアルバムに仕上がってます。このアルバム当時はアメリカにいたのですが、地元のロック系のラジオステーションでは"This ain't a Love Song"がこれでもかという位にへヴィローテーションでした。それも当然の感動の名曲です。他にも"These Days"のブリッジからサビにかけてのメロディの流れは絶品だと思うし、"Lie to Me"の落ちついた中に光る哀愁のメロディも良いし、ノリの良い"Something for the Pain"も好き。このアルバムからのツアーを観ることが出来なかったのがすごく残念。次のツアーでは1曲でもいいからこのアルバムからピックアップして欲しいです。