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noblame.exblog.jp
  2013年 02月 10日
『英中部レスターで発見の人骨、リチャード3世と断定』だって
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AFPによると
【2月4日 AFP】英中部レスター(Leicester)市内の駐車場の下から2012年9月に見つかった人骨についてレスター大学(University of Leicester)の考古学チームは4日、中世のイングランド王、リチャード3世(Richard III)のものと断定したと発表し、頭蓋骨の写真を公開した。 研究を主導した考古学者のリチャード・バックリー(Richard Buckley)氏は「合理的疑いの余地なく、グレーフライアーズ(Grey Friars)教会跡で見つかった人骨は、プランタジネット(Plantagenet)朝最後の国王であるリチャード3世のものだ」と記者会見で述べた。 1483年に即位したリチャード3世は、1485年のボズワースの戦い(Battle of Bosworth)で戦死した。死亡当時32歳だった。遺体はレスターにあったグレーフライアーズ教会のフランシスコ会修道院に埋葬されたとみられているが、1530年代に教会が取り壊された後、その場所はレスター大のチームが駐車場の下に埋まっている教会跡を発見するまで分からなくなっていた。 教会跡から発掘された人骨は、背骨が曲がっており矢尻が刺さっていたほか、頭蓋骨には複数の殴打痕があるなど、リチャード3世のものである可能性を示していた。研究チームは、リチャード3世の一番上の姉アン(ヨーク家のアン、Anne of York)直系の子孫であるマイケル・イブセン(Michael Ibsen)さん(55)のDNAを採取し、人骨のDNAと比較分析していた。
Richard三世で思い出すのはやはりShakespeareの戯曲『Richard III』のクライマックスのシーンでの台詞、
A horse, a horse, my kingdom for a horse!
(馬をくれ、馬をくれれば、この国なんかくれてやる)
アメリカでShakespeareの史劇のクラスを取ったときに最初に取り扱った戯曲ということもあって、記憶に残る作品です。本格的なShakespeareの講義、大変苦労しました。あらすじだけでなく、台詞などにおける文学的技巧、当時の社会情勢やShakespeareの当時の政治的な立ち位置など、考えることが多くて、頭が破裂しそうでした。それでも、英文学をやる人間としてShakespeareは外せないだろうということで、これ以降も悲劇、喜劇、詩とクラスをとり続けました。40代となった現在、それだけのやる気と体力はないですが、やっぱ若いってすごいなぁ、と自分ながらに思います。

Richard三世といえば、ちょうどその授業を取っていた時期に映画も公開されましたね。たしか時代を20世紀初頭に置き換えた設定だったと記憶しています。『The Lord of the Rings』でのガンダルフ役のIan McKellen が主演でしたが、そこでもやはり上の有名な台詞が使われていたはずです、多分。今度観るときに確認しなきゃ。

このニュースを見るまで、その映画のことは忘れていましたが、もう一度見てみたくなりました。
by noblame | by don_t_blame_me | 2013-02-10 18:44 | いろいろ
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